診察時の注意点
ネコちゃん達は、他の動物達に驚いたり、怯えたりする事で突然飛び出してしまうことがあります。診察の際は、必ずキャリーに入った状態でお待ちください。
ネコちゃんをむかえたら
集団生活をしていたネコちゃん達は、多くの病気を持っている可能性があります。
特に、野良猫の場合は様々な病気をもっている可能性が高いです。
まずは健康診断をしましょう
体重・体温・全身を検査をします。
便の中に排出される寄生虫には、人にうつるものも多くあります。
特に小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では気を付けなくてはなりません。
内部寄生虫
- 人の回虫移行症
- トキソプラズマ
- 鞭虫
「ノミ・ダニ・各種ワクチンについては こちら」
避妊・去勢について
発情に伴うスプレー行動や呼び鳴きなどが問題行動としてあげられます。
メスもオスも避妊や去勢を行う事により、メスは子宮・卵巣、オスは精巣に関する病気を予防することができます。
猫の乳腺腫瘍は9割が悪性と言われており、ⅹ発見して早期に手術をしても予後が悪いと言われています。乳腺腫瘍は避妊手術をうけていない猫は、避妊手術を受けた猫と比較すると約7倍もかかる可能性が高いと報告されています。
また、初回発情前に避妊手術を受けた場合、発情後に手術を受けるよりも有意に乳腺腫瘍の発生率が低下すると言われています。
問題行動の観点からも、一度発情行動(スプレーなど)が始まると手術を行っても発情行動が残ってしまう場合もあるので早期の手術がお勧めです。
よくある質問
オスもメスも、体格が大人と同等になる生後6か月以降目安としています。
また、できるだけ初回発情がくる前(~1歳)をおすすめしています。
特にネコちゃんの場合は、発情行動が始まってからでは手術後も問題行動が残ってしまう場合があります。
一度来院いただき、診察をしてからの予約となります。
また、ワクチンを接種していない場合は手術の予約を受け付けられません。
(病気をうつさない、うつされないためにワクチン接種は必ず必要です)
基本的に、オスは日帰りです。メスは1泊入院し、次の日のお帰りです。
(停留精巣や発情中・妊娠中の手術の場合は入院期間が異なります)
お問い合わせください。
症例紹介
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手術時の写真が出てまいります。
ご注意ください
ネコちゃんは舌の構造上、一度口腔内に入ってしまったものを吐き出す事が困難です。
食べ物以外のものを飲み込んでしまわないように気を付けましょう。
おもちゃを飲み込んで詰まってしまった例
ヘアゴムを飲み込んで詰まってしまった例
当院で非常に多い症例の一つです。 ネコちゃんは飲水量が少なく、膀胱内に尿を貯める性質から尿が濃くなり結晶ができやすく尿のトラブルが頻発します。
また、細菌性の膀胱炎や特発性膀胱炎(特発性とは、原因が不明のこと)も多くみられます。
何度もトイレに行く、オシッコが赤い、などの症状が見られたら早い目にオシッコの検査をしましょう。
ネコちゃんの顎に黒いポツポツがあり、汚れが取れないという事をよく言われます。
ネコちゃんのあごには皮脂腺があり、黒いポツポツは生産された分泌物ですが、毛包が角化したり分泌物が過剰になると炎症を起こしたり二次感染によって酷い痒みや痛みを伴います。
症状が無い場合は、日常のケアで清潔にしてもらいます。
二次感染が起こってしまっている場合は消毒と投薬が必要です。
その他準備途中